GROOVE

キャリアインタビュー

EC業界はワクワクの連続。変化を楽しみながら会社と共に成長していきたい。

Profile

コンサルティング事業部

マネージャー (中途入社)

羽原 梨花子

大学で専攻したECをキャリアに繋げていくために。

これまでの経歴を教えてください。

大学卒業後、大手家具メーカーで店舗運営部門に従事し、販売業務や顧客対応、店舗のレイアウト設計などに携わりました。私はAIやデータサイエンスなどを研究する情報系の学部出身なので、同級生が主にエンジニアやデジタル広告代理店に就職していたのですが、私はECにおける心理学を研究していたこともあって、いずれはEC関連の仕事に就きたいと考えていました。そのため、小売業の現場でリアルビジネスを経験し、EC事業部への異動を目指していました。現在はGROOVEに転職し、ECコンサルタントとしてクライアント支援を経て、現在はクリエイティブディレクターとしての仕事をしながら、クリエイティブチームのマネージャーを務めています。

なぜ転職を考えたのですか。

「スピード感をもってキャリアを形成したい」と考えたことが転職のきっかけでした。EC事業部への異動を目指していましたが、その異動には最低でも4〜5年はかかる環境でした。やりたいことがすでに決まっていた私にとって、異動のチャンスを待つのが少し遅すぎるように感じたんです。EC業界はトレンドなどが短期間で変化する傾向があるため、せっかく大学で学んだ知識や経験が古くなる可能性や、将来的にEC事業に携わる時に基本から学び直す必要があることに不安を感じました。小売業界はモノを作ってから売るまでの工程を全体的に見ることができる場所であり学びが多いと感じていましたし、当時はまだ社会人2年目だったので辞めることに少し抵抗もあったのですが、EC事業に携わりたいという想いが強く、それが実現できる会社に転職することが一番良いと感じて思い切って決断しました。

「自分らしさ」を追求した先に掴んだキャリア。コンサルタントからクリエイティブディレクターへ。

未経験でコンサルタントにチャレンジされていますが、大変だったことはありますか。

最初は顧客折衝が非常に難しかったですね。toC向けの販売経験しかなかったため、toB向けのサービスかつ「コンサルタント」であることで、クライアントとの関わり方やコミュニケーションに最初は苦戦しました。というのも、toCの販売ではお客様の要望に応えることやおもてなしをするような関わり方が重要でしたが、toB向けかつコンサルティングサービスになると、そのやり方が全く通用しませんでした。

入社してすぐの頃はクライアントの期待に応えることを履き違え、依頼されたことを単なる作業でこなしていただけでした。結果として、提案した内容が納得されず話が進まなかったり、コミュニケーションエラーを起こしてしまったり、クライアントへうまく価値提供ができていませんでした。

そのような状況をどのように乗り越えたのでしょうか。

そうですね。乗り越えるきっかけは「人の真似をするのをやめる」と決めたことです。当時、一人前のコンサルタントになりたいと思い、尊敬する3人の先輩方のMTGに全て同席していました。でも、できる人の真似をするのは無理があると気付いたんです。頭の回転が早くコミュニケーションに長けている先輩、緻密データ分析が得意な先輩、GROOVEでのコンサルタント歴が長く経験値が豊富な先輩、どの方もレベルが高く私が真似をできるレベルではなかったんです。

そこから「自分がクライアントにできることは何か」を考え始めました。クライアントにきちんと価値を提供できるようになったのは、コンサルタントの存在意義が自分の中で腹落ちした時です。コンサルタントは外部から何かを伝える存在ではなく、対等な立場で相手のため時には否定的な意見であってもそれをきちんと言ってあげられる存在であると意識した時に、私の行動が変わりました。GROOVEの行動指針にもなっているのですが(注)、クライアントの社員になったつもりで、当事者意識を持って課題に対峙し最善の提案をするようになり、徐々にクライアントからの信頼を得られるようになりました。

コンサルタントからクリエイティブディレクターになったのは、ご自身の希望だったのですか。

はい、そうですね。実は私はデザイナーになりたいという思いが以前からあったんですね。デザインの学校に通っていたわけではないのですが、デザインの仕事に興味があって、EC業界の中でもクリエイティブ領域でキャリアを積むことを希望していました。なので、コンサルタント時代からクリエイティブ改善の案件があれば挑戦したいということは伝えていて、実際にLPの案件やブランドストアページの案件などに入らせてもらっていました。

その中でも特に、スキンケアブランドの大型案件が印象に残っています。ブランドを複数持っていて、Amazonに期待をしてくれていたことから広告費も多く投下されていたり、これまで担当したクライアントの中で一番プレッシャーと工数がかかりましたが思い入れのある案件です。

LP改善とレビュー分析が主な内容だったのですが、1か月くらい時間をかけて支援をした結果、CVRが2倍になったんですよ。ECにおけるクリエイティブの重要性は感じてはいたものの、正直2倍まで跳ね上がるとは思っていなかったので、クリエイティブってこんなに数字にインパクトがあるんだ!とすごくやりがいを感じましたね。ここで成功体験を積めたことが大きかったと思っています。

クリエイティブ改善のコンサルティングは、以前は支援のオプション的な位置づけだったのですが、こんなにインパクトがあるのなら専任のチームを作ってコンサルティング事業部の体制を強化していこうという組織編成のタイミングで、クリエイティブディレクターとしてチームの立ち上げから任せてもらえることになりました。

変化するECを積極的に楽しんでいたい。

今後、GROOVEで実現していきたいことは何ですか。

GROOVEの中で私のチームは、クリエイティブ領域以外にも、カスタマーサポートや市場調査、レポーティングのなどを含めECコンサルタントを支える仕事全般を担当しています。EC運営のための日々の業務を支えることはもちろんのこと、スピード感あるECの変化に合わせて最適な価値提供をするために、受け身のサポートではなく、能動的なサポートをしよう!というチーム運営をしています。

成長フェーズの今だからこそ、事業を伸ばすためにこういうサポートや仕組みがあったらいいよね、というような積極的な提案を他チームと協力しながらし続け、会社としてよりクライアントに高い価値を提供できるようなチームをつくっていきたいですね。

最後に、GROOVEに興味を持っている方にメッセージをお願いします。

GROOVEは、新しいアイデアを提案したり、その時々のトレンドや変化を楽しむことができる方にとって魅力的な環境だと思っています。EC業界は急速にトレンドが変化していく業界ですし、GROOVEもこれから常に変化をし続けていくと思っています。私自身、昔のやり方にこだわらず、常に新しいものを取り入れることが好きなので、日々ワクワクしながらGROOVEで働けています。自分自身のキャリアをアップデートしながら、私たちと一緒にGROOVEを盛り上げてくれる方のご応募をお待ちしています。

(注)

・Customer GROOVE

リーダーはお客様を起点に考え行動します。リーダーはお客様について深く理解するために全力を尽くし、その課題に対して何が提供できるかを追求し続けます。短期的な利益の棄損や、お客様の顕在ニーズにとらわれることなく、本質的・長期的な視野を持って、最良のプロフェッショナルパートナーであることを宣言します。

・Ownership

リーダーは自己の業務につながるステークホルダーやバリューチェーンを網羅的に把握し、そのすべてにおいて当事者意識をもって関与します。無責任なアドバイザーではなく、自分事として真摯に考え抜き、常に最良の選択肢を模索します。リーダーは他人に任せるときにおいても、その任せる行動に対して責任を持ちます。